‐伊皿子りり子

もうめちゃくちゃ大変で、もうめちゃくちゃ楽しみな「杯」のこと

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ただ今、絶賛ご応募受付中の「もうめちゃくちゃ杯」。すでに100名に迫る年齢も性別も経験も様々な方からご応募いただいています。想像をはるかに超える応募数なので、第一次の訳文審査がもうめちゃくちゃ大変…になりそう。ですが、もうめちゃくちゃ楽しみやで! はい。

審査が楽しみなのは、応募規定でお願いした自由作文形式の「自己紹介&志望動機」に面白いものが多いからです。1,200字のなかにそれぞれの理由や人生があり、心動かされたものもあります。やはり「文は人なり」です。

ただ残念なのは100名に迫る応募者の中から、最終的に1人を選出しなくてはならないことです。今回の募集で、出版翻訳の世界への足がかりを見つけたいと思っている方が多いことをあらためて実感しました。コンペでは、そのほとんどの人の期待に添えない結果になります。なので、ここで先に、そういう方たちに対してはひと言言っておきたいと思いました。

たった1回のコンペで落胆しすぎることはないです!!!

今回の審査コンビでつくった『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』のなかで、著者のキャスリーン・フリンも言ってます。

失敗したっていい、焦がしてもいい。そんなのどうでもいいじゃない。だって、たった一度の食事だもの。あなたの料理が下手だなんて、誰が言ったの? 誰が私たちを定義できるってわけ? 変わるのに遅すぎることなんてないのよ。

これは私も村井理子さんもいちばん心動かされた場面のひとつです。

今回のコンペの目的はうまい人に賞金を渡すことではありません。一冊の本を一緒につくってくれる仲間を探すことです。

そういう意味では、訳文の精度以外にも、フィーリングといった明確に基準を設けづらいところを重視します。だから、今回ダメでも、「今回は」その感覚が偶然合わなかっただけかもしれません。

編集者は100人いれば、100人の個性があるし、なかには感覚が合う人も合わない人もいるはずです。本の種類や内容だって合う合わないがあるし、同じ本でも人生のタイミングでぴったりくるとき、こないときがある。本当に出版翻訳をやりたいならば、自分に合う編集者や作品と出会うための試みを続けていくことこそが、きっと今回のコンペへのチャレンジに勝るすごい努力とチャレンジなのだと思います。

最後に今いちばん「心が乱れた時に見る画像」「心が整う画像」を貼っておきます(※個人の感想です)。それでは応募〆切日まであと少し。皆さまからのご応募をお待ちしております!

伊皿子りり子

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